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☆私が犯人ではありません

2007年11月21日

その事件は駅で起こりました

毎日、電車通勤をしている私。今日の仕事帰りもいつものように電車を待っていました。すると突然、ブゥーッという音が! それは地面をも揺るがすような大音量のオナラだったのです。悪いことに、音の発信源は私のすぐ近く。これが、私に余計な悩みをもたらすことになりました。

私の前に並んでいたのは二人。一人は大学生とおぼしき男の子。もう一人はスーツをきた中年男性。犯人は恐らく、この二人のうちのどちらかです。しかしオナラの聞こえる範囲には、十数人の人がいました。その人達は、私も含めた三人を疑っている様子。私じゃないのに…。

ほどなくして、大学生ぐらいの男の子の挙動が不審になりました。モジモジして妙に恥ずかしそうなんです。そして、並んでいた列から、逃げるように立ち去っていきました。オナラをしたのはあの子だったんだと、誰もが思った時でした。ブゥーッ! またしてもあの音が! 間違いありません。犯人は中年男性です。大学生は周囲の視線が恥ずかしかっただけのようです。

ただ、周囲の人にはまだ犯人はわかっていません。大学生は違うということが確定しただけ。疑いの目は、私と中年男性の二人に絞り込まれました。

とどまるべきか、移動するべきか

ここで私は、一つの選択を迫られる事になりました。とどまるべきか、移動するべきか。

とどまったとすれば、周囲からは私か中年男性がオナラ犯となり、汚名を着せられる確率は50%です。移動したとすれば、男性が再びオナラをしたら私への疑いは0%。でも、しなかったら…100%の確率で私がオナラ犯呼ばわりされるでしょう。大学生の前例から考えてそれは確かです。

あぁ、私はどうするべきなのか?究極の選択です。どうせ悩むんだったら、もっとマシなことで悩みたい…。

そして結局、隣の列の最後尾に並びなおしました。それから電車が来るまでの数分間、私はひたすら祈り続けました。

中年男性よ、再び放屁せよ。

そして、ついに待ちに待った瞬間がやってきました。ブゥーッ! バホッ! これまでで最大の爆音です。信じる者は救われるのです。かくして、私の疑いは晴れました。

それにしても、あの中年男性の態度の変わらなさには驚いてしまいます。何度オナラをしても顔色一つ変えないんですから。あまりにも堂々としているので、明らかに音の出所なのに、真犯人が他にいるのかと思わされてしまうんです。世の中には強者がいるんですね。

  • この記事を書いた人

えいえむ(詠山依麦子)

アラフィフ非正規おひとり様/ブログは2006年から(長い休止期間を含む)/

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