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「投資してる?」と聞かれた時に経験者はどこまで話すべきなのか

新NISAが始まったり日経平均株価が市場最高値を更新したりと経済ニュースが盛り上がっている2024年。プライベートの場でも投資の話題が出るようになり、時には踏み込んだ質問になることもありますよね。

「〇〇さんは投資してるの?」

けれども、こういう時に困ることがありませんか? いったいどこまで話すべきなのだろうかと。

投資を全くしていないのならそう話せばいいだけなのですが、私の場合は少しばかり投資をしているだけに迷うのです。答え方によっては面倒くさい展開になることがあるからです。

どのような展開になる可能性があるのか。
どう答えれば人間関係に響かないか。

この2点について私の実体験を例にして考えてみました。

「投資していない」と答えた場合の展開

同僚A:「詠山さんは投資してるの?」

「なんだか難しそうだから投資はしてなくて…」

詠山依麦子えいえむ
詠山依麦子えいえむ

私はこのように答えています。その後の展開としては、次のどちらかのパターンになることがほとんどでした。

説教をされる

一つ目は、老後のために投資をすることが如何に大切かと説教をされるパターン。

投資の話題を自ら出してくる人を見ていると、積立NISAから投資を始めた人が多かったような気がします。私も同時期に始めたのでわかるのですが、この時期はとても成果が出やすかったですよね。

老後に不安を感じて恐る恐る一歩踏み出してみたら、思った以上の好結果に投資をやって良かったと感じている人たち。その立場から見ると、老後が心配と言いながら何もしていないのがもどかしく見えるのでしょう。

実際は、何もしていないように見えていても大抵の人はそれなりに考えてはいるんですよね。それが投資という手法ではなかったり後回しになっていたりするだけで。

でも、それは表面上ではわかりません。だから、余計なお世話で「将来のためには投資が必要だ」と力説をしてくるのです。

新NISAについて解説をされる

二つ目は、新NISA制度について解説をしてくるパターン

口座の作り方、積立枠と成長枠の違い、おすすめの銘柄、等々。投資の必要性からもう一歩踏み込んだ感じですね。

少し前に書いたように、以前の私は「投資経験はないがまったく興味がない訳ではない」というスタンスで答えていました。そのため、投資初心者が始めやすい新NISAについてわかりやすくアドバイスしてくるのです。

投資経験者が投資していないふりで会話をしたときに感じる面倒臭さ。両パターンに共通するのは、すでに知っていることを初めて聞くふりをしながら延々と続くご高説を聞かなければいけないことではないでしょうか。

投資していると答えた場合の展開

私が投資をしていない立場で答えているのに対して、あっけらかんと自分の投資状況を語る人もいます

同僚B:「Cさんは投資してるの?」
同僚C:「うん、してるよ。積立NISAと個別株を少し程度だけどね。」

さすがに具体的な金額までは言わないのですが、どの銘柄を持っているとか買値から何パーセント上がったとかは抵抗なく話しているんですよね。

本人からすれば知られて困るようなことは話していないので何も問題はないのだと思います。でも、周りの人の反応を見ていると投資経験を素直に話しすぎても面倒はつきまとうのだと感じます。

教えて攻撃

投資について自ら話題にする人に一定数いるのが、投資を始めたいけれどよくわからないので情報が欲しいタイプの人。だから、自分の投資状況を素直に話しすぎる人は質問攻めのターゲットにされやすいのです。

新NISAで長期積立をした時に確実に増えるのを教えて?
食料品の株主優待がもらえて損しないのを教えて?

少し検索をすればいくらでも調べられる時代に、その手間を惜しむ人たち。そして、確実に儲けるものを教えろという無理難題。近くで見ていると恐ろしくなります。

Cさんは「投資に絶対はないから…」ということを念押しした上で丁寧にアドバイスをしていました。けれども、念押しした部分は相手の耳をすぐに通り抜けている感じが否めません。

投資に絶対はないので上がる時もあれば下がる時もありますよね。株価が著しく暴落をした時に「Cさんのいう通りにしたのに損した」と責められるのではないだろうか。他人事ながら心配になります。

勝手なうわさ攻撃

また、投資状況を話しすぎると身勝手なうわさ話もされやすいですよね。

・これだけ株価があがっているのだからあの人はさぞかし儲かっているのだろう
・あの人は投資をするほどお金を持っているのに節約をしていてケチな人だ

大人の世界なので本人を目の前にしてということはさすがにありません。でも、一度姿が見えなくなると言いたい放題。

確かにひと昔前の投資は金銭的な余裕がある人がしているイメージでした。けれども、今は将来に備えて毎月数千円ぐらいからでも投資はできますよね。

それに個別株でない限り、恐らくは含み益の状態で現金化はしていないのではないでしょうか。現金がないのに贅沢はできません。

実際に自分が投資をしたことがない人はこのあたりの状況がよくわかっていません。だから、投資をしたという事実に前時代のイメージを結び付けて拡大解釈をしてしまうのです。このような出所のうわさほど恐ろしいものはありません。

「投資してる?」に対しての答え方

実体験から考えたところ、「投資してる?」という問いに対して否定しても肯定しても面倒な展開になる可能性がありました。その面倒を最小限にするためにはどのように答えればよいのでしょうか。

結論はたぶん、これ。

詠山依麦子えいえむ
詠山依麦子えいえむ

「肯定はするが言いすぎない」

私の場合だったら次のような答え方です。

積立NISAをしていたので、その流れで新NISAの積立枠の方はしてるよ。〇〇証券で始めたんだけど、銘柄選びはよくわからないから一番人気のあったオールカントリ―のにしたんだ。本当はもう少し積立金額を増やしたいんだけど余裕がなくてできないんだよね。

この程度の答え方なら投資についてのご高説攻撃・教えて攻撃・うわさ攻撃のすべてを防御できるのではと思うのですが、まだ試したことはないので正解だとは言い切れません。ただ、このラインがあたらずといえども遠からずになるのでは?

投資の話題はお金が絡んでいるだけに面倒な展開は避けたいですよね。トラブルになって人間関係に溝が入らないように、それぞれ自分にあったベストな解答を見つけておいた方がよさそうですね。

  • この記事を書いた人

えいえむ(詠山依麦子)

アラフィフ非正規おひとり様/ブログは2006年から(長い休止期間を含む)/

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