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平成ドラマ・インパクトのあった迷シーン3選~雅一と明美と冬彦さん~

2024年3月10日

現在のアラフィフ世代が学生だった頃はテレビ界が元気な時代でした。同世代の人が集まって昔の話をした時に、そういえばあんなドラマがあったねなどという話題になることもあるのではないでしょうか。

特に、印象に残るシーンがあったドラマは記憶に残りやすいもの。今日は平成ドラマの中で「インパクトがあっていまだに忘れられない迷シーン」を3つ紹介します。

メリーゴーランドから振り落とされて亡くなる大江千里

一つ目は『十年愛』というドラマの有名なシーン。雅一(大江千里)がメリーゴーランドから振り落とされて亡くなる場面です。

何らかの理由で、突然に猛スピードで回転する恐怖の暴走メリーゴーランド。そこに取り残された我が娘を救うべく立ち向かう雅一ですが、そのメリーゴーランドのポールにしがみつくのがやっとの状態。やがて振り落とされてしまい帰らぬ人となってしまいました。

このドラマは田中美佐子さんとダウンタウンの浜田雅功さんが出ていたドラマ。友達以上恋人未満的な関係の男女のお話みたいなものが主軸だった記憶があります。

けれども放送から30年以上が過ぎて私が覚えているのは、雅一のメリーゴーランドの一件です。

遊園地の中でも幼い子どもが安心して楽しめる代表格がメリーゴーランド。その安心の象徴が暴走をするという恐怖と、鯉のぼりがはためくように木馬のポールにしがみつく雅一の姿のなんとインパクトのあることか。

さまざまなドラマで登場人物が事故で亡くなるというのは目にしましたが、これほど予想の斜め上を行くものはありませんよね。

三上博史が明美になった瞬間

二つ目は『あなただけ見えない』の明美(三上博史)が登場するシーンです。

このドラマで三上博史さんは二重人格の役を演じていました。最初はジキルとハイドのような感じで善と悪の二つの人格を行ったり来たりしていたのです。

しかし、そこへ出てきたのが第三の人格である明美。

当時はLGBTの概念など浸透していない時代です。男性の役者さんが演じているので、第三の人格がでてきたとしても当然それは男性なのだろうと思っていました。

また、その当時の三上さんはトレンディドラマの常連でカッコいいというカテゴリーの人。カッコいいというイメージを崩すような役はしないと勝手に思い込んでいました。

それなのに、女装した三上さんがとある回の終了直前に「明美よ」と言い放ったのです。その時のインパクトと言ったら言葉では言い表せないほどのものがありました。

木馬に揺られる冬彦さん

三つめは『ずっとあなたが好きだった』の冬彦さん(佐野史郎)が木馬に揺られているシーンです。

主人公の美和(賀来千香子)の結婚相手が冬彦さん。彼は東大卒のエリート会社員なのですが、時が経つに連れてマザコンの本性が現れます。その象徴ともいえるのが先の場面。

気に入らないことがあったためでしょうか。大人の背丈ほどもありそうな木馬にまたがって、唇を突き出して「ん~」とうなる冬彦さん。

このドラマが放送される以前から「マザコン」という言葉自体はありました。ただ、世間がイメージしていた「マザコン」は母親を大切にしすぎて奥さんや彼女が後回しになるような感じ。

けれども、冬彦さんと母親の関係はそれをはるかに超越したべったりとして濃密なものでしたよね。

表面上はエリート会社員なのにその下に隠れているのは自立とは遠く離れた親に依存する子どもの姿。それを最大限に具現化したのが木馬のシーンだったように感じます。当時はあまりのインパクトに背筋も凍るようなおぞましさを感じました。

1992年はインパクトの時代だった

今回の記事を書くにあたって、ドラマのタイトルの確認のためにWikipediaを確認したのです。そうしたら、偶然にもこの3つのドラマは1992年に放送されたものでした。

その頃のドラマは視聴率20%以上のものも多く、特に人気があるものは30%越えも珍しくはありませんでした。インパクトの強いシーンは、少しでも視聴者を引き付けるために必要な要素だったのかもしれません。

今回は個人的に思う「インパクトのあった迷シーン」を紹介しました。けれども、皆さんにもそれぞれ自分なりのドラマの迷シーンがあるのではないでしょうか。

若い人の前で懐かしい話をすると嫌がられることもありますが、同じ世代を共有したもの同士なら遠慮はいりません。同世代の仲間や久しぶりにあった友達と、時にはこのような雑談をするのも楽しくなりそうですね。

  • この記事を書いた人

えいえむ(詠山依麦子)

アラフィフ非正規おひとり様/ブログは2006年から(長い休止期間を含む)/

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