レイさんの作戦開始
食事会で仕掛けられた恒大(麿赤児)の罠を、見事に切り抜けた類子(櫻井淳子)。しかし新たなる敵が出現。それはレイさん(剣幸)&加奈子(派谷恵美)の女優コンビ。恒大の財産を狙うべく、レイさんの指令で、加奈子の色仕掛け攻撃が繰り出されるのです。
以前に一度だけ山荘に顔を出したレイさん。でも本格的に居座るのはこの頃から。けど、レイさんって最初の頃は歳相応な雰囲気だったんですね。ちょっと驚いてしまいました。
DVDが届くまで、私の手元にあったのは録画した2部のビデオのみ。金髪のレイさんはとても若々しくって、その印象が強烈だったので。さらに最終回のレイさんは、もっとお若く見えました。
7話では、「レイさんは私より長生きしそうだ」と言う槐に対して、魔女みたいに言わないでとレイさんが答える場面があるんですよ。すべて観終えてみると、あながちレイさんは魔女というのも間違ってないような気がしませんか? 人の野心を吸えば吸うほど若返る。並の人ではこうはなりません。でも魔女なんていうとレイさんに怒られるでしょうか。
美罠1部の主要メンバーがこれでようやく揃いました。数多くの企みが交錯する山荘。観ているぶんには楽しいけれど、実際にこのゲームの渦に巻き込まれたら大変でしょうね。
父親譲りのボート好き
槐(高杉瑞穂)と言ったら地下室。地下室と言ったら槐。それと同様に、ボートハウスと言えば草太(水谷百輔)ですよね。
いつでもボートハウスで寝ている草太。加奈子と駆け落ち後も、山荘ではなくこちらに戻ってきました。山荘から離れているので、恒大に杖で叩かれることもなければ、母親からガミガミと小言を聞かされることもない。そんな自由きままに過ごせる空間だから、ボートハウスが好きなんだろうなと思っていました。
今でもその思いは変わらないけど、美罠をすべて観た立場としてはそれに付け加えたくなってきます。草太の父親はボート部出身の川嶋さん(片岡弘貴)。なんだか因果関係を求めたくなりませんか?父親のボート好き遺伝子が草太にも受け継がれているというような…。深読みのしすぎだとわかってはいるのですが。