高杉瑞穂さんの役柄は?
高杉瑞穂さんにとって初舞台となった劇団たいしゅう小説家の『SOHJI・そうぢ!』。予約していたDVDが金曜にようやく手元に届きました。
実は少し心配していたんですよ。一度も観たことのない作品を買うのはある種のギャンブル。その上、少しでも早く観たいがために、割引率の低い所で注文してしまいまして…。内容がイマイチで、高い買い物をしたと後悔するのではないかと。
でも、その心配は無駄だったようです。私はてっきり本編だけしか観られないと思っていたけど、もう一つおまけのDVDが!これは嬉しい誤算でした。そして本編を一通り観たのですが、多少の不満はあるものの楽しめる内容でした。
ここからは本編の内容についての感想を書こうと思います。これからDVDをご覧になる方はご注意下さい。
私がこのDVDを買ったお目当ては高杉瑞穂さんです。その高杉さんは、新選組の新米隊士で、沖田総司の替え玉「そうぢ」役でした。顔だけが取り柄のへなちょこ男。こういうコミカルな役をする高杉さんって珍しいですね。意外と嵌まっていたのでドラマでも一度こんな役を見たいです。
高杉さんの役は、大林素子さんと恋仲でもありました。その関係でお二人が一緒のシーンが多かったんですが…大林さんデカっ!!背が高いのはわかっていたけど、あそこまで高いとは!高杉さんも背が高いけど、それ以上にそびえ立ってらっしゃいました。何だか凄いものを見たというインパクト大です。
高杉さん以外の出演者の皆さんもそれぞれ良かったのですが、瓦版屋の方と八木さんを演じていた方が特にいい味を出してましたね。このお二人が出ると舞台がピリッと締まる感じがします。舞台を中心に活動されているのでしょうか。やはりベテランの力って大事なんですね。
理想とのギャップ
おおむね満足できる内容だった『SOHJI・そうぢ!』ですが、多少は不満もありました。
近藤・土方の顔が実物と違いすぎる!
私は新選組が好きなので、自分の頭の中で、新選組及びそこに関わる人々はこうであるという世界観が出来上がってしまっているのです。近藤と土方のキャラクターについては、お芝居なのでそれも有りだろうと、すんなり受け入れられました。でも、顔だけは…。二人とも顔写真が残ってますからね。あまりにも違いすぎて戸惑ってしまいます。
土方役の水谷百輔くんは少し凛々しすぎる感じがしますね。写真の土方ってもっとソフトな顔をしてますから。カッコいいのは共通だけど、質がちょっと違うかな。でも目力があるので、池田屋に斬り込むシーンとかには似合いそう。
近藤役の方はカッコよすぎて、しかも顎が小さすぎです。近藤はやはり顎が立派じゃないとね。殻つきのクルミを歯でバリバリ割れそうな…。
見終わって私が感じたのは、新選組についてあまり知らなければ、この作品はもっと素直に楽しめたんだろうなぁということ。先入観0の状態で観られなかったのは残念だけど、DVDの値段以上には楽しませてもらいました。まだ本編しか観てないので、早くおまけのDVDも観たいです。