古今東西、上から読んでも下から読んでも同じ言葉は?
古今東西って知っていますか? 多人数で行うゲームで、あるお題を出してそれにあった答えを順番に言っていくというもの。もし都道府県名がお題だとしたら、大阪→東京→宮城→北海道という感じで順番に答えていきます。山手線ゲームという地域もあるようですが、私の地元では古今東西と言っていました。
私が小学生の頃に、クラスで大流行した古今東西のお題がありました。それは、上から読んでも下から読んでも同じ言葉。いわゆる回文ですね。
トマト。新聞紙。イカ食べたかい。私負けましたわ。竹藪焼けた。肉の多い大乃国。
他にもいろいろあったのですが、遠い昔のことなのでもう忘れてしまいました。そして、この中で誰もが言いたがった回文が、肉の多い大乃国です。他の回文とは違って、ちょっとふざけた所が子供心をガッチリと掴んだんですよね。
でも、一番に言ってしまうのはスマートじゃない! できるだけ後半に言うのがいいけれど、待ちすぎると誰かに言われてしまう。その微妙なサジ加減が難しい奥深い回文。それこそが肉の多い大乃国なのです。
子どもの頃に知りたかった回文
なぜ急に回文の話を書いたのかと言うと、先日、電車で古今東西をする小学生を見かけたからです。しかも、お題は回文。懐かしいなと思って聞き耳を立てていました。そうしたら、私の知らない回文が出てきたんです。小学生当時にクラスの誰かが知っていたら、確実に流行りそうなものが。
その回文とは…
宇津井健氏は神経痛。
宇津井健さんは、私が小学生当時から第一線で活躍されていた人。きっと、当時すでにこの回文はあったはずなんです。なのに、どうして知らなかったんだろう。クラスの誰もが先を争いながら、いろんな回文を探していたというのに。
世の中を探せば、もっと面白い回文があるんでしょうか。ずっと眠っていた回文熱。どうやらお目覚めの気配です。