年始に観たい時代劇
年末年始になると、特番が目白押しですね。私はサッカーとお笑いが好きなので、毎年その類の番組はかなり楽しみ。でもそれに加えて今年は、さらに観たい番組があるんです。
それは…。
テレ東の時代劇『忠臣蔵 瑤泉院の陰謀』。
高杉瑞穂さんという俳優が好きなのですが、高杉さんが出演されると聞いてから絶対に観ると決めてました。
私は同年代の人に比べたら、時代劇は観るほうだと思います。なのに忠臣蔵だけは縁がなく、ちゃんと観るのは今回初めて。
厳密に言えば、一度だけ観たことがあるんですよ。ただ、それを忠臣蔵と言っていいのかどうか。というのも、それは吉本新喜劇の忠臣蔵だったから。
確か大石内蔵助は東野幸治でした。だから私の頭の中ではいまだに「大石=東野幸治」です。ちなみに浅野内匠頭は板尾創路、赤穂浪士に生命保険をすすめる役は木村祐一だったような気が…。
テレ東の忠臣蔵はどんな話なんでしょうね。通常ドラマになっているのとは、少し切口が違うという話もありますし。だけど新喜劇のほどは史実をアレンジしてないですよね。今から楽しみです。(2006年12月29日2:14)
新春ワイド時代劇を観た
(この部分より旧ブログにて2007年1月3日3:09にupしたもの)
テレ東の新春ワイド時代劇を観ました。噂では定番物の忠臣蔵とは少し違うと聞いていたのですが、私の思っていたのとはかなり違いました。
私は今まできちんと忠臣蔵を観たことはありません。それでも風の便りに、チラホラと内容は聞きかじっていました。
それによると…
浅野内匠頭は善玉、吉良上野介は悪玉。松の廊下で内匠頭が吉良を斬りつけたのも、吉良に嫌がらせをされたため。それなのに内匠頭は切腹させられて浅野家は断絶。一方の吉良はお咎めなし。主君の仇を討つために、赤穂浪士が吉良邸に討ち入る。
あくまでも耳学問なので、記憶違いもあるとは思いますが。
けれど、今回のドラマでは吉良は全然悪くないですね。政治に疎い武官の内匠頭が、文官である吉良の話を理解できずに逆恨み。あげくの果てに被害妄想に陥り、乱心しての刃傷沙汰。浅野内匠頭は癇癪持ちという説を元にしているのでしょうか?
吉良は可哀想ではありましたが、赤穂浪士の討入りは観てて応援したくなりますね。松の廊下の件は内匠頭が悪いとはいえ、切腹までの過程・扱いが浅野の家臣には納得できないでしょうから。
切腹までの過程に納得できない
このドラマを観てふと思ったんです。
「内匠頭の切腹までにそれなりの過程を経ていたなら、吉良が内匠頭の乱心だと言いふらさなかったら、赤穂浪士は討入りをしたのか」と。
このドラマでは、内匠頭が刃傷沙汰をおこしそうな片鱗がいたるところに出てきましたよね。家臣も殿が乱心と聞いたところで、内心では殿ならやりかねないと思っていたような気がします。当然、驚きはしたでしょうが。だから切腹については仕方がないと感じてそうです。
ただ切腹までの過程がいけなかった。農民や町人でさえ罪を犯せば取り調べの際に言い分を聞いてもらえる。なのに内匠頭はそれすらして貰えなかった。しかも身分不釣り合いな形で行われた切腹。これでは大名の面目丸潰れ。家臣も納得がいかないでしょう。
また乱心による刃傷沙汰という噂は、家臣にとっては絶対に絶対に広めてはなりません。たとえそれが事実だったとしても。やはり内匠頭の名誉に関わりますから。
厳正な吟味の結果、内匠頭は乱心ではない。でも殿中で刃傷沙汰をおこすなど言語同断。よって切腹。
となっていたら、やはり赤穂浪士は討入りしてないですよね。討入りの動機がありませんから。
でも、これではドラマになりませんね。
高杉瑞穂さんの話
好きな俳優さんの話を少しばかり。
私がこのドラマを観るきっかけは、高杉瑞穂さんが出ていたから。高杉さんとは、磯貝十郎左衛門を演じていた俳優さんです。
とても楽しみにしてたのですが、出番が少なくて残念です。正確に言えば、出番はそれなりにありました。けど大勢の中の一人というシーンが多くて、単独でセリフを言ったり、顔が映ったりがあまりありませんでした。だから、浅野の家臣が集まるシーンでは探すのに必死。ウォーリーを探せならぬ、瑞穂を探せ状態でした。
でも、討入りのシーンでは見せ場があって良かったです。高杉さんは時代劇の出演も多いので、殺陣がサマになりますね。もっと見たかったなぁ。
長々と書きましたが、最後にどうしてもいいたいことが…。
赤穂浪士より柳沢吉保が目立ってたのが納得できない!忠臣蔵の主役は赤穂浪士だ!