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『美しい罠』4話~野心の目~

2007年3月12日

ピンクのエプロン

この回はほとんど別行動の槐(高杉瑞穂)と類子(櫻井淳子)。美罠においては少し珍しいパターンでした。

槐は東京にある敬吾(大沢樹生)のマンションに行き、秘書と御曹司というお互いの立場を入れ替え、パーティーに参加。そしてそのままお泊まりして、翌朝パーティーの片付けをして帰るのです。

片付けの時に槐はピンクのエプロンをしていますが、あの姿って可愛らしくありませんか?変に似合っていて私は好きです。でもあれは槐のじゃないですよね。槐ならピンクのは買わないような気がします。澪(木内晶子)のエプロンかもしれないけど、それならもっとフリルやレースがついてそう。それに澪のだったら、槐は遠慮して使わないはず。敬吾が遊びの彼女のために用意したという可能性もあるけど、澪も来る家にそれを置くかは疑問。たぶん敬吾は家事をしないだろうから必要はないだろうし。ということは、敬吾が槐のために買ったエプロン?それはちょっとイヤですね。

敬吾のマンションから帰った槐。恒大(麿赤兒)の部屋にいたところ、盗撮されて怒り狂う類子が乗り込んできます。ここが槐類が一緒の唯一のシーン。

ここまで類子は何をしていたのか?次々に山荘に来た新たなる敵と対面していました。草太(水谷百輔)、川嶋さん(片岡弘貴)、そしてあのお方…。

ララルーがやってきた

あのお方とは…。

ララルーでお馴染みのレイさん(剣幸)のこと。登場してまもなく、類子の看護師姿をナースのコスプレ呼ばわり。個性派ぞろいの山荘の住人の中でも、ひときわ異彩を放っていましたよね。

レイさんは2部に入ると類子と姉妹のように仲良くなりますが、私はその状況がイマイチ納得できなかったんです。レイさんは加奈子(派谷恵美)と恒大を結婚させ、お金を手に入れようとしていました。つまり、類子はレイさんにとっては敵。そして類子が恒大と結婚したのだから、レイさんはゲームの敗者。勝者の類子を苦々しく思って当然なのではと感じていたんです。

ただ今回観てみると、レイさんのゲームの目的はお金ではなかったんですね。初対面の類子に、秘めた野心を感じたレイさん。私は野心家の類子を警戒してるとばかり思ってたんですが、実は面白がっていたようです。だから加奈子を連れてきたのも、お金が本来の目的ではない。類子がどうやって野心を満たすのかみてみたい、加奈子という対抗馬にどう反応するのかお手並拝見、そういう気持ちなのでは?類子が恒大の妻の座におさまったところで、私の目に狂いはなかったと満足している気がします。そう考えれば2部の二人も納得できますよね。

  • この記事を書いた人

えいえむ(詠山依麦子)

アラフィフ非正規おひとり様/ブログは2006年から(長い休止期間を含む)/

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