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『美しい罠』13話~徹夜の看病~

2007年4月28日

恒大が倒れる

恒大(麿赤児)が倒れてしまいました。かなり危険な状態です。類子(櫻井淳子)と結婚する前に恒大が亡くなれば、遺産を手にするのは敬吾(大沢樹生)ただ一人。それでは槐(高杉瑞穂)と類子の計画は水の泡。なんとしても恒大の命を繋ぎ止めなければ!

そこで類子の大活躍です。何が何でも助けるとテキパキと働く類子の姿は、何度観てもカッコいいですね。槐に「(息子に見放された恒大に)同情ですか」と言われた時、類子はこう答えます。それもあるけどゲームの勝利のためにあの駒は失うわけにはいかない。

これって本心なのでしょうか?私には建前に思えるのですが…。もちろん、同情も駒を失いたくない思いもあるとは思うんです。でもこの時の類子は、もっと単純な動機で行動してるような感じですよね。目の前で苦しんでいる人を救いたい。そんな看護師としての純粋な気持ち。素直に言えばいいのに、やはり遺産目当てのゲームのパートナーには、悪ぶってみせたいんでしょうか。

類子の頑張りもあって恒大は復活。槐と類子にとっては嬉しい結果となりました。敬吾はガッカリだろうけれど…。

敬吾だってツラかった

ドラマって誰に感情移入をして観るかによって、感じ方が変わってきますよね。私は放送当時はずっと槐目線でした。DVDで観ている現在もそれに変わりはないけど、一度は全編を通して観た余裕があるからなのか、他の登場人物の気持ちも今は気になります。

今回、恒大の病状を心配した澪(木内晶子)が、槐にすがりついて涙を流す場面がありました。それを目撃した敬吾。澪は俺の婚約者、おまえはこの家の使用人、いつまでも子どもの頃をひきずるな。槐に強烈な言葉を浴びせます。

そんなこと言われなくても槐はわかっているのに。わかっているからこそ、敬吾に遠慮して澪が好きな気持ちを封じ込めてきたのに。敬吾の言い方は酷すぎる。槐があまりにもかわいそう。

でも、敬吾の立場だと嫉妬したくもなりますよね。槐の澪に対する気持ちには昔から薄々気づいている。一方の澪は何かというと槐を頼りにする。自分だって頼られたい。だけど澪にとっては、敬吾は頼るよりも守ってあげたくなる存在。そして槐がどれほど頼りになる人間かは敬吾が一番知っているはず。だからこそ、いつか槐に澪を取られるのではと不安で、槐には残酷な言葉も投げてしまう。きっと敬吾もツラかったんだろうなぁ。

  • この記事を書いた人

えいえむ(詠山依麦子)

アラフィフ非正規おひとり様/ブログは2006年から(長い休止期間を含む)/

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