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『美しい罠』3話~山荘での作戦~

2007年3月10日

周りはまさに敵ばかり

いよいよ類子(櫻井淳子)が、恒大(麿赤兒)の看護師として働くことになりました。でも山荘の住人は、みんなクセのある人ばかり。雇主の恒大はわがまま放題。そのうえ類子の胸まで触るセクハラまで披露。息子の敬吾(大沢樹生)はいきなり類子に銃を突きつける。家政婦の千津(山口美也子)さんは、類子の存在に不満顔。まともなのは料理人の岩田(鶴田忍)さんぐらいのもの。槐(高杉瑞穂)が言うのも頷けます。

「まさに敵ばかり」

そういう槐だって、実は山荘一の曲者だったりするのですが…。

3話を見ると、類子は前途多難ですね。本放送では類子は大丈夫かな、何かあったら槐が助けてくれるよね、などハラハラしながら観ていました。結末を知っている今となっては安心して観られるのが嬉しいです。それと同時に、槐と類子がこんなにも楽しそうにゲームをしていたことに驚きました。

ゲームを楽しむ二人

この3話は、第2部前編のDVD視聴後に改めて観ていきました。だからでしょうか?槐と類子がとても楽しそうなのが印象に残るんですよ。爽やかというか無邪気というか、悪の香りの欠片もなし。

考えてみれば当然ですよね。この時の二人はまだ罪を犯してないんです。確かに金のために計略結婚を企むのは人として誉められたことではありません。だけど、人の道に反した犯罪をしたとまでは言えないですから。

そして何より、この頃の二人は同じ目的に向かって一緒に歩いているんです。槐と出会ったことで、退屈な日常を抜け出そうとしている類子。類子と出会ったことで、長年の計画が思惑どおりに歩きはじめた槐。お互いがお互いを必要としあう関係。その二人が立ち向かうのは、恒大をはじめ一筋縄ではいかない人たち。立ちはだかる壁が大きければ大きほど、それに対する闘争心が強くなることも多いもの。槐と類子がまさしくその典型。困難にあうほど絆は強くなり、ゲームをする楽しさも増していく感じ。

この頃の二人のままでいてくれたら、どれだけ良かったか。でも愛しあいながらも素直になれず、傷つけあう二人の姿があったからこそ感動のラストに結びついたわけで…。ドラマって難しいですね

  • この記事を書いた人

えいえむ(詠山依麦子)

アラフィフ非正規おひとり様/ブログは2006年から(長い休止期間を含む)/

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