ゲームの始まり
さあ、いよいよゲームの始まりだ。
槐(高杉瑞穂)の言葉通り、ゲームが動きだしたのが第2話。類子(櫻井淳子)と恒大(麿赤兒)の初対面から、看護師として類子が山荘を訪れるまでについてです。
虹の架け橋賞受賞記念パーティーで、類子は恒大に楯突いて、存在を印象づけることに成功。でも、槐の前では「嫌われなきゃいいけど…。」と不安な様子もみせます。私の中で類子といえば、美しくて凛として強いイメージ。でも、この頃はまだ強さはそんなに感じられないですね。ゲームを進めるうちに、そして槐に翻弄されるうちに、強さが磨かれていったのかな。
美罠の中でたびたび登場した幸福の使者。初登場がこの回だったのは、少し意外でした。てっきり湖で類子が倒れた後だとばかり思っていたので。人の記憶はあてにならないものですね。ちなみにお馴染みのフクロウは、二代目幸福の使者。初代は小谷教授でした。(とは言っても、小谷教授は、類子と恒大を結ぶ使者とのことでしたが)
初登場といえば、この二人も2話だったんですよね。
放蕩息子とおとぎの国のお姫様
敬吾(大沢樹生)と澪(木内晶子)のカップルが山荘にやってきたのもこの回が最初。まさかこの時は思わなかったですよね。敬吾が殺害され、澪があんなに女の情念を剥き出しにするとは。
特に澪は信じられません。途中からは槐一筋なのに、この当時はそんな気配が驚くほどにない…。たぶん、心の奥底ではもう槐が好きなはずなのに。
槐は近くにいすぎて、男として意識しなかったんでしょうか?敬吾は常に男性フェロモンを出してそうだけど、槐はそんなことはないだろうし。それとも、命の恩人の敬吾と一緒になる運命だから、他の男を恋愛対象として意識してはいけないと思っていたとか。
何をきっかけに、澪は槐への想いに気づいたんでしょうか?候補は幾つかあるけど、まだ自分の中で答えが出ません。本放送の時には澪の気持ちはどうでもよかったんですよ。次はどのような展開になるのか、槐と類子は結ばれるのか、そればかりに気をとられていたので。澪には本当に申し訳ないことをしてしまいました。今度は澪にも注目するので、答えを教えてくれたらと思います。