星の見える屋上へ
マグロカルパッチョ事件後に、山荘を飛び出した類子。リアルタイムで観た時にはヒヤヒヤしましたが、ちゃんと槐が追いかけてくれましたね。
けど、槐はどうしてあの酒場に類子がいるってわかったのかが不思議です。求む花嫁メールに返信がきた時に、類子がいつもこの酒場で男と待ち合わせていたのを調査済だったのか? その割には、酒場から出てくる類子と鉢合わせした時に驚いた感じなんですよね。店の中ではなく、入り口であったからビックリしたのか。それとも、どこを探しても類子が見つからず、疲れ果てて一杯飲もうとしたところで偶然にも遭遇したのか…。
何度考えてもわかりません。DVDを観ても答えがないので。まあ理由はどうあれ、類子と再会できてめでたしめでたしということで。
その後に二人は類子の部屋、そして星の見える屋上へと移動をします。改めてDVDを観ると、この時の槐類は不気味なほど素直ですね。このあと怒涛の罠の仕掛けあいをする二人には、とてもじゃないけど見えません。そんな素直な気持ちで向き合った二人は屋上でお互いに引き寄せられるようにキス、そして類子の部屋へとなだれ込むのですが…。
だって紳士ですから
服を脱ぐのももどかしくお互いを求めあおうとする所に、低く響きわたる携帯の着信音。今回の時点ではまだ槐は着信に気づかないけれど、次回には気づいて帰宅となってしまいます。電話をかけてきた恒大のタイミングの悪さはなかなかのものです。
でも冷静に考えてみると、類子の部屋に戻らずともその続きをすればよかったんじゃ…。さすがに屋上でというわけにはいかないでしょうが、部屋に戻るまでにホテル等もあったでしょうに。
そうしていれば、携帯の着信時にはキス以上に進んでいたはず。燃え盛る二人はマナーモードのバイブ音程度じゃ気づかない、もしくは止まろうにも止まれなくなっていたでしょう。
付き合っているわけではない二人にそのようなことがあれば眉をひそめる出来事ですが、劇中の虚構の世界なので多少はモラルから外れても許されますよね。だけどそんなことは槐にはできませんよね。基本的に槐は紳士ですから。
またまた、暴走してしまいました。でも仕方がないんです。だってここで類子と結ばれなかった槐は、この後4年間もお預けをくらう運命。それじゃあ可哀想なので、何とかしてあげたかったんですよね。