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40代独女がiDeCoを始めた理由

職場・テレビ・ネットニュース等を問わず、ここ数年は投資の話題を見聞きすることが増えたように感じます。私も2019年頃から投資をしているのですが、最初に行ったのはiDeCoでした。本日はその経緯を書いてみようかと思います。

投資リスクへの許容度は?

私が投資をしようと思ったのは「老後資金を用意したい」と思ったからです。そのあたりの詳しい状況については、以前に記事にしていますのでよろしければそちらもご覧ください。

老後に向けて資産運用をしようと思った時、あれこれと調べた結果「投資信託を長期運用」が私には向いていそうだと思いました。リスクもそこまで高くないけれど、日銀のインフレ率2%の目標が実行されても対応できる可能性が高いからです。

実際に、銀行やネット証券などにある「投資診断」なるものをいくつが試しましたが、大抵のものでリスク許容度が中程度となりました。株と債券が半々ぐらいのバランスが私には良いそうです。

そこで、選択肢にあがったのがiDeCoと積立NISAでした。どちらも投資信託を長期で積立することができ、得られた利益が非課税になる点で共通しています。

詠山依麦子えいえむ
詠山依麦子えいえむ

iDeCoを始めたほうがいいの? それとも積立NISA?

この二つで迷う方が多いのか、ネットで調べると比較記事が溢れていますね。それらを読みながら検討することとなりました。

iDeCoと積立NISAのどちらから始めるべきか

私が考える前提として「投資信託を長期運用」ということがありました。この場合にしぼって、それぞれにどのようなメリット・デメリットがあるのかを考えていきました。

なお、ここからiDeCoと積立NISAのメリット・デメリット等を書いていますが、これはあくまでも「これから投資を始めようとした頃の私」の感覚をもとにして書いています。詳しい制度などを知りたい方は、銀行・証券会社・FPの方が書いた記事・YouTubeなどを参考ししてください。

まず、調べたのはそれぞれのメリットです。まとめると以下のようになるかと思います。

iDeCoのメリット

◇ 積み立てた金額が所得控除の対象になり、税金が安くなる。
◇ 受取時に「退職金所得控除」「公的年金等控除」の対象になる。

積立NISAのメリット

◇ 口座の維持等に手数料がかからない。
◇ 出金が自由に行える。

メリットを比較しても両方ともいいように思えて、どちらがいいのか判断がつきませんでした。

次に調べたのがデメリットです。

iDeCoのデメリット

◇ 60歳まで引き出せない。
◇ iDeCoの専用口座の開設、維持に手数料がかかる。
◇ お金を受け取るタイミングで税金がかかる。

積立NISAのデメリット

◇ 損益通算ができない。

比較すると、iDeCoはなんだがデメリットが多いなという印象でした。けれども、自分がなぜ投資に興味を持ったのかということを考えた時に、60歳まで引き出せないということは果たしてデメリットなのだろうかと思えてきたのです。

私の場合はiDeCoから

私の投資の目的は「自分の老後資金の確保」です。

一人っ子であることから、今後は両親の介護の問題は避けて通れません。両親は昔ながらの価値観を持っており、老後は子どもがみてくれるのだろうと思っています。そして、介護にかかる資金も子どもが考えてくれるのだろうと思っている節があります。

そのような両親なので、自分たちの老後用にと特別に資金を用意などしていません。贅沢をするタイプではないので健康であれば問題はないのですが、もし介護が必要となれば私の資金も使わなければならなくなるでしょう。

たとえば、両親に介護が必要になった時、もう少しだけお金をだせばよりよいサービスが受けられるという状況になったとします。そのもう少しの金額が5万円を超えるようならその金額は払えないと断ります。でも、それが2、3万円だとしたら……。

詠山依麦子えいえむ
詠山依麦子えいえむ

このぐらいだったら私の老後資金を削ってだした方がいいのかな。自分の老後用はこれから頑張って貯めればいいよね。

そうなってしまいそうな気がします。そうして、結局は自分の老後には何も残らないということになりかねません。

60歳まで引き出せないiDeCoのデメリットは、自分の老後資金として手つかずのまま一定金額をキープしたい私の状況にはメリットになるように感じました。

そうして、私はiDeCo開始の手続きを始めることとなりました。

メリット・デメリットは自分次第

iDeCoと積立NISA、どちらにもメリット・デメリットは存在します。しかし、ネット上にあるその手の話題は、記事や動画の作り手が考えるメリット・デメリットにしか過ぎません。

家族構成・雇用形態・貯金額など、人の置かれた状況はそれぞれ違います。誰かにとってのデメリットは、自分にとってのメリットになることもあります。

自分の状況と投資目的を把握して、自分にとって何が良いのかを吟味すること。投資を始めるためのスタートはそこが重要なのだと感じました。

誰かが投資をするならiDeCoがいいよと言っていたから、などという理由での投資は長続きしないと思います。購入した投資信託が下がった時に、誰かのせいにしたり狼狽売りしたりしたくなるからです。

もし、投資を始める参考にしようと検索でこの記事にたどりついた方がいたら、その点はくれぐれもご注意くださいませ。

  • この記事を書いた人

えいえむ(詠山依麦子)

アラフィフ非正規おひとり様/ブログは2006年から(長い休止期間を含む)/

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