Googleアドセンスに合格することは年々難しくなっていると言われています。特に、ブログの記事数は数年前よりも多くを求められるのだとか。しかし、本当にそうなのでしょうか。
2024年9月、管理人による別ブログがアドセンスに合格しました。その際に必要記事数の検証をしたので以下で状況を共有しますね。
アドセンス合格時の記事数は?
まずは結論から書いておきます。アドセンスには11記事で合格しました。
よくアドセンスの申請の目安は10記事程度と言われますよね。その一方で、5記事に満たなくても合格したとの情報もネット上には溢れています。
しかし、この結果を見ると定説の10記事程度の方に信ぴょう性がありそうです。
合格に必要な記事数を探るために取った方法
アドセンスの審査を受けようと思った時に、できることなら少ない記事数で申請したいと思いませんか? 不合格だった場合に修正箇所が見つけやすいからです。
私もそうでした。そのため、以下のような方法を取りました。
①5記事の時点でアドセンスを申請。
↓
②アドセンスからの通知(合格か不合格か)を待つ。
↓
③不合格の通知後に1記事を追加。
↓
④アドセンスに再申請。
↓
⑤アドセンスからの通知を待つ。
↓
以下、合格するまで③~⑤の過程を繰り返す。
先ほどの「11記事で合格」はこの流れでのものとなります。
ちなみに、別ブログは現在ご覧になっている『玉の緒手帖』のコピーをベースに作成しました。当ブログはすでにアドセンス合格済のため、記事数以外の理由で不合格にならない状況での検証であることをお含みおきください。
(関連記事)『【放置ブログを再生】Googleアドセンスの審査に一発合格しました』(新しいタブで開きます)
アドセンス不合格がわかるまでには時間がかかる
このように1記事ごとに申請を繰り返す中で、一つ気づいたことがありました。それはアドセンス不合格の場合でもすぐに結果が出るわけではないということです。
今回の申請方法では合計6回ほど不合格となりました。その際に不合格通知がくるのは、平均して申請から約10日後。ある程度のタイムラグがあるのです。
それに対して、合格時には3日後に通知がきました。落ちた場合よりも連絡が速いですね。
このことから、不合格の時にはアドセンス側で次のような判断がされているのではないでしょうか。
3日程度で合格かどうかの判定自体は終わっている。けれども、時間が過ぎればブログに記事が追加されるかもしれない。合格レベルの記事数に達するまで少しだけ様子を見てみよう。
あくまでもこれは個人的な推測にしかすぎません。しかし、これを信じると少ない記事数で合格したというネット上の情報に合点がいくのです。
「何記事で合格!」には2パターンがある
「何記事でアドセンスに合格しました!」
アドセンスについて調べた時によく目にしますよね。ただし、先ほどのアドセンスの結果がすぐには届かないことを踏まえると2パターンの意味があるように思うのです。それは「A.合格時の記事数を指す場合」と、「B.申請時の記事数を指す場合」とがあるということです。
例えば、「5記事で合格!」と言っている人がいたとしますよね。その場合には、次の2パターンが考えられます。
A.5記事の時点で内容も十分だったのですぐさま合格した。
B.5記事の時点では不合格だったが、その後に記事が追加されたことにより合格レベルになったと判定された。
以前はアドセンスの判定も今ほど厳しくなかったようです。そのため、数年前のことについて書いているのならAパターンの「即合格」の場合もあるかと思います。
しかし、2024年現在の状況は厳しくなっていますよね。最近の記事において数記事で合格したという情報の多くはBパターンに当てはまるのではないでしょうか。アドセンス申請後も毎日更新をしていたので合格レベルになったと判定されたような場合です。
記事数1ケタでのアドセンス合格の可能性を探る
今回の私の場合は11記事でアドセンス合格となりました。けれども、もっと少ない記事数で合格をしている人もいますよね。
どうすればもっと早く合格できたのでしょうか。その手掛かりは1記事あたりのボリュームに関係するような気がします。
合格に必要な文字数を考える
冒頭にも述べたように、アドセンス申請の目安は10記事程度と言われています。それと同時に文字数については1000~2000字以上という表記を目にすることもありますよね。この記事では確実性を重視して、2000字以上をもとに話を進めていきます。
単純に計算すると…
2000字×10記事=20,000字
この数字が合格のための一つの基準となっているのではないでしょうか。
私のブログの文字数を確認してみる
そこで別ブログの状況を改めて確認します。11記事を文字数の少ない順番に並べてみると次のようになりました。
1、1606字
2、1854字
3、1984字
4、2008字
5、2068字
6、2185字
7、2222字
8、2249字
9、2513字
10、2553字
11、2692字
合計23,934字
合格する前の10記事時点で文字数自体は20,000字を超えていたとは思うのです。しかし、この数字はタイトルや見出しを含んだもの。それらを差し引くと、おそらくギリギリで20,000字に満たないのではと思われます。
文字数に注目をするのならば、別ブログでの合格のタイミングを見ても「20,000字以上」は一つの目安となりそうですね。
文字数が多ければ数記事でも合格できるのではないか
2024年現在、アドセンス合格のハードルは上がっていると言われています。その一方で、わずか数記事で合格をしたという報告例を目にすることもありますよね。
記事数ではなく文字数を意識した時に、このようなことも考えられるのではないでしょうか。
記事数そのものは数記事でもアドセンスは合格可能である。しかし、文字数は20,000字以上が必要だ。
個人ブログを読んでいると、その方の筆力に驚かされることがあります。文字数は5000字以上。専門分野について知識も豊富。プロの方ではと思うほど読み応えある文章を更新される方がいますよね。
現在において数記事でアドセンス合格ができるとしたらこのパターンではと思うのです。記事数としては5記事であったとしても、文字数としては20,000字を大幅に超えるボリュームを備えている場合です。
個人的な推測のためこれに確証はありません。けれども、私のブログ体験やネットの情報を元にすると一つの可能性としてあり得ると考えています。
2000字を10記事程度で申請が現実的
この記事では、記事数と文字数という観点からみるとアドセンス合格の基準はどこだろうということを検証しました。
その結果として感じたことは、一般的に言われるGoogleアドセンス申請の目安の「2000字の記事を10程度」は上手いラインをついているなということです。
ブログを続けていると2000字程度の文章を書くことにはそこまで大変さを感じません。しかし、今日はかなり長い文章を書いたなと自分では思っていても、文字数を調べてみれば4000字にも満たないということはよくあります。
ごくごく一般の人間にとって、書ける文章の文字数などたかが知れています。1記事の中でそれなりの品質も保ちつつ、素人でも書くことが可能な文字数。それが2000字なのでしょう。
先に仮定した合格のために必要な20,000字。これを一般人が満たすためには、10記事程度が必要。定説はこのような流れで生まれたのかもしれませんね。