定時通りに仕事を終えると、帰りの電車で学生たちと一緒になることがよくあります。そうすると、ときどき困ることがあるんですよね。
それは車内でモノを食べる人がいるということ。食べ盛りなので、夕方ともなればお腹が空くのはわかります。でも私だって帰宅時はお腹がペコペコ。パン・おにぎり・サンドイッチ・スナック菓子。横から漂ってくるおいしそうな匂いは、たまらなくツラいものです。
ただ上には上がいるもの。昨日は電車内で、いまだかつて見たことのないツワモノに遭遇しました。
その子が電車に乗りこんだ瞬間から、私は彼の左手に注目せずにはいられませんでした。彼が持っていたのはカップ麺の赤いキツネ。まさかお湯は入れてないよなと思いつつ見ていると、座席につくやいなや、香ばしいダシの香りとうどんをすする音が…。やっぱりお湯は入っていたのですね。
しばらくすると携帯のチェックを始めた彼。食べかけの赤いキツネは手に持ったまま。携帯に集中するほどに、赤いキツネの容器は傾き電車が揺れるとスープも波打つ。いつスープがこぼれても不思議じゃない状況。隣の座席にいた人は嫌だっただろうなぁ。
おいしいものも時と場合によって凶器になります。皆さん気をつけて!