道を歩いていたら、鳥のフンが頭の上に落ちてきたことはありますか?
実はこれ、数か月前の私の身に起こった出来事なのです。そして、その一日をきっかけにして小さな幸運が次から次へと舞い込んできた日でもありました。
幸運の前のアンラッキー
それは、いつものように通勤をしている途中に起こりました。
職場まであと数十メートル、すでに入り口も見えている距離まで近づいた時のこと。
ポトッ。
私の頭の上から小さな音が聞こえてきました。その後、頭皮に感じる何やら冷たい感触。これはもしかして…。とにかく嫌な予感しかしませんでした。
職場につくと真っ先にトイレに直行。鏡を見ると、想像通りの光景が広がっていました。髪の毛に鳥のフンがついていたのです。
ウエットティッシュで必死に髪を拭くのですが、運悪く私に直撃したのは茶色のフン。髪の色に紛れて区別がつきにくく、悪戦苦闘してようやくフンを始末することができました。
朝からついてないなぁ。
最悪な一日の始まりです。
鳥のフンがつくのは幸運のしるし
やはり、私の気分が落ち込んでいるのが周囲にもわかったのでしょう。「何かあったの」と声をかけてきた同僚がいて、事情を話したのです。すると、聞きつけた皆がいろいろと慰めてくれました。
Aさん「拭いてすぐとれるレベルのフンでまだ良かったよね。」
(頭につかなければもっと良かったけどね…)
Bさん「鳥のフンが頭につくなんてなかなかないことなのだから逆にラッキーだよ」
(そんなラッキーはいらないよ…)
皆が良かれと思って言ってくれているのはわかるので反論はせずに言葉を飲み込みましたが、心はなかなか晴れてくれません。
そんな時でした。若手の子がスマホの画面を見せてきたのです。
「鳥のフンが落ちてくるのは本当にラッキーみたいですよ。」
おそらく私の状況をネットで検索してくれたのでしょう。そこには「幸運のしるし」「ラッキー」「金運があがる」「宝くじが当たる」などのポジティブな言葉がズラリ。
帰りに宝くじを買えばあたるのではなどと皆に言われているうちに、すっかりと落ち込んだ気分は吹き飛んでいったのでした。
金運を試してみる
その日の帰宅時、私はさっそく宝くじを買いにいきました。ただ、当たるという確証はないのでとりあえず10枚のみ購入することに。
けれども、本当に幸運が来ているのなら宝くじを買うだけではもったいないですよね。お金をつかわずに運試しができないかと考えて、さらに懸賞に数個ほど応募をしてみました。
幸運が本当にやってきた
宝くじの当選番号が発表された後、すぐさま結果を調べてみました。すると、3,300円が当たっていました。一応は購入金額の元は取り返すことができました。
一方の懸賞はどうなったのかといえば、「ふりかけセット(15袋入り)」と「福井県のグルメセット(3千円相当)」が当選しました。
懸賞にいくつ応募したかは忘れてしまったのですが、たぶん5・6個だったかと思います。それでこの当選確率ならかなり良い方ですよね。
鳥のフンが落ちてきた時には人生で一番ついていない日だと思ったけれども、当選状況をみると間違いなくついていた一日でした。
同時にこうも思ったのです。もしかして髪に鳥のフンがついたまま宝くじを買いにいっていたら、もっと金運が良くて高額当選をしていた可能性があるのではないかと。
欲張るのはいけないことかもしれませんが、少し可能性を考えてみたくなりますよね。
さすがに私には鳥のフンがついた状態で宝くじを買いに行く勇気はありませんが、我こそはという強者がいたら試してみてください。
ただし、その際は宝くじが外れたり周囲の人から冷たい目で見られたりしても私には何の補償もできませんので、悪しからずご了承ください。