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『美しい罠』5話~共犯者の過去~

2007年3月16日

秘密の小部屋へ

前回に登場した吉野尚美(七咲友梨)。ついに山荘にやってきて、敬吾(大沢樹生)とともに秘密の小部屋に足を踏み入れます。リアルタイムで観ていた時は思わなかったですよね。後に吉野尚美が話の上であんなに重要な意味を持つ人物とは。

結末を知っている身としては、二人を秘密の小部屋に行かせたくはありません。行ってしまえば、可愛い切札さんができてしまいますから。恐らくこの切札の存在がなければ、槐(高杉瑞穂)はあのタイミングでは敬吾を殺害してないと思うんです。小部屋に行く敬吾が、死への階段を一歩ずつ降りていくようで辛いですね。

5話では他に、類子(櫻井淳子)が初めて槐の部屋に入ったり、槐の生い立ちを知ったりする場面も出てきますが、私が一番気になったのは冒頭のシーン。

カメラを仕掛けたのは誰だ

今回の冒頭では、盗撮された類子が怒りにうちふるえながら、カメラを叩き壊すシーンが出てきます。その後でしばらく槐と類子は、部屋で密談してるんですよね。それを観た時に思いませんでした?もしカメラが残っていたらどうするんだろうと。二人の関係がバレたら大変です。槐が部屋の中を探して、これでカメラは全部だみたいなことを言ってはいるんですよ。だけど盗撮なわけですから、ちょっとやそっとじゃ見つからない場所に、カメラが残っている可能性もあるわけで…。

私はずっとカメラを仕掛けたのは草太(水谷百輔)だと思っていたんです。俺は無関係だとは言ってたものの、最初の頃の草太って信用ならない雰囲気。嘘をついていると思っていました。

けれど、草太が恒大の言うことを聞くはずがありません。そういえば虹の架け橋賞受賞記念パーティーの時に杖で叩かれ、殴ってやると鼻息を荒くしていました。それにしばらく山荘を飛び出していたようですし。

となると、疑わしいのは彼しかいません。恒大が何か命じるとしたら槐にするのが自然の流れ。草太はそれを聞いていたか、槐がカメラを仕掛けるのを目撃したか。槐が仕掛人なら、安心して類子と密談できますね。

  • この記事を書いた人

えいえむ(詠山依麦子)

アラフィフ非正規おひとり様/ブログは2006年から(長い休止期間を含む)/

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