2025年1月4日で当ブログは19周年! ブログ生活も20年目に突入しました。
数年間もブログを放置していた時期もあるので、20年目と大声でいうのは気が引ける部分もあります。しかし、今になって振り返ってみると、これこそが続けられたポイントだと思うのです。
ブログを続ける秘訣
私がなぜ20年もブログを続けられたのか?
「しんどい時にはブログは休む」
一見すると当たり前のことを言っているように見えますよね。でも、実行しようとすると意外と難しいのです。
体調が悪い。仕事が忙しい。こういう場合はまだ良いのです。自分の中で新しい記事を書けない明確な理由があるのですから。
問題はそうではない時。記事を書かない自分を責める気持ちが生まれてくるのです。
書かないことの罪悪感
私の場合は、ブログは趣味で書いています。だから、実際のところはブログを放置しても何の問題もありません。
それなのに新しい記事を書かないでいると罪の意識が出てくるのは何故なのでしょうか? 考えてみると、思い当たることが一つあります。
ブログを運営している人は心の中で何らかの目標を立てている人が多いように思うのです。
毎週、新記事を更新。
1か月のアクセス〇〇回。
検索上位の記事を書く。
毎月〇〇円稼ぐ。
ブログを開設した頃、私は毎日1記事を更新するという目標を立てていました。その頃使用していたブログサービスでは1記事は400文字が最大。だから、現在のX(旧Twitter)の方がイメージとしては近いかもしれませんね。
それでも毎日更新となると大変です。次第に書けない日が出てきます。その時に私の中に生まれたのは次のような感情でした。
どうして自分で決めたことができないのか。部屋でくつろいでいる時間があったら記事の一つも書けるはずだ。
「目標のために頑張ることができない自分」について罪悪感がつきまとうようになったのです。その結果としてブログを休むのが怖くなり、「仕事が忙しい」「寝不足」だのという現状報告のような記事が量産されることになりました。
放置することからの怖さ
また、しんどい時にブログを休むのが難しいのはブログ放置をすることの怖さもあげられるのではないでしょうか。
ブログを誰からも閲覧可能な状態で運営している人は、多くの人に自分の記事を読んでもらいたいという気持ちをどこかで持っています。少なくとも私はそう思っています。
すると、アクセス数が気になるんですよね。
私のような個人で細々とブログをしている場合、検索から記事を読んでもらえることはほんどありません。無料ブログ時代は新着記事からの流入、現在のブログ村利用時代はカテゴリのランキングからの流入がほとんどです。
つまり、記事の更新を休めばアクセス数が減るのです。休む期間が長ければ長いほど人は離れていくもの。数字は残酷なほどにわかりやすくそれを証明します。
アクセス数がすべてではないけれども、誰にも読んでもらえないというのはモチベーションが下がりますよね。積み上げたものが音を立てて崩れていくような感じ。
放置することで自分のブログは見放されてしまうという怖さから、初期の頃は必死に記事を書いていました。
無理して書いた記事は面白くない
以上のようなことから、旧ブログ時代は質よりも量だと記事を量産していました。その遺構が現在のブログに残っています。それが「旧・玉の緒日記」のカテゴリの記事。
見てもらうとわかるのですが、約4年半の間で残されたものは105記事のみ。この時期に現在わかっているだけでも500以上は記事を書いていたので、かなり減っていることがおわかりかと思います。
「記事を書かなければ」というある種の強迫観念から書いた記事は、後で読み返すとまったく面白くありません。それに対して、今でも残している記事には思い入れがあったり懐かしさを感じたりと自分の心を揺さぶる何かが感じられます。
ブログの記事は無理して書くものではないですね。文章には己の心が反映されて、書かない状態を避けるためになんとか体裁を整えましたという感じがありありと現れるからです。
これからもまったり運営で
こういういきさつを経て、当ブログ『玉の緒手帖』はとてもまったりと運営しています。
時には年単位で更新を休むこともあるかもしれません。けれども、それが私のペースなのです。
自分で自分にプレッシャーをかけてブログを続けることが苦しくなったら躊躇なく休む。そうやって気が付いたらブログ生活30年目、40年目を迎えていた。それが今の理想の姿。
これからもマイペースでまったりと続けられたらと思います。何かのご縁で当ブログにお越しくださった皆様、今後ともよろしくお願いします。