2024年に新NISAの制度が始まってからおよそ1年半。テレビやSNSだけでなく、職場などの身近なところでもその話題を耳にすることが増えました。
私も新NISAを利用しているのですが、さまざまな情報に触れるたびに焦りを感じるようになりました。というのも、私の投資状況はかなりスローペースだと感じるからです。
積立投資枠が埋まるまでは長い道のり
まずは積立投資枠について。
新NISAの積立投資枠は月10万円投入して5年で埋めるのが最速のペースとのこと。個人ブログやSNSを見ると、このペースで投資をしている人が一定数いますよね。
しかし、私は積立NISA時代と毎月の積立額は同じまま。もう少し積立額を増やすこと自体はできなくもないのですが、何かあった時のことを考えると不安なんですよね。なにしろ今はひどい物価高が続いていますから。
私の今のペースと金額のままで積立続けると、枠をすべて埋めるには最速ペースの方の3倍以上の時間がかかります。まだまだ先は長いですね。
成長投資枠はほぼ放置状態
次に成長投資枠について。
こちらについてもブログやSNSなどではさまざまな情報が溢れていますね。
・個別株の購入に使っていて今年の枠は使い切った。
・積立枠と同じものの購入に使っていて、成長投資枠もできるだけ早く使い切る。
このような内容のものも見られます。そういうのを見かけるたびに思うんですよ。資金不足なので私には絶対に無理だなと。
私は成長投資枠を個別株で使いたいと思っています。けれども、今年にそこで使ったのはNTT100株だけ。枠はほぼ使えていません。
なにしろ、私が個別株を始めたのは2019年。翌年はコロナで大荒れの時代でした。そのため個別株も今よりかなり割安だったのです。
その頃のイメージがあるので、買いたい気持ちはあっても個別株はどれも高くて手が出ません。そもそも買うための資金もそれほどないですしね。
そんなに枠を余らせてもったいないと思われるかもしれませんがこれが庶民の現状です。
無理せずコツコツ続けるしかない
多くの情報があるのは便利ですが、その一方で不安につながることもありますよね。今の私がまさにそれ。新NISAを利用してはいても、他の方たちよりものんびりとしたペースすぎてこれで本当にいいのかと感じることも。
しかし、上をみればきりがありません。無理せず焦らずコツコツと続けるのみです。
いつか新NISAの枠をすべて使いきることができるのでしょうか。先はまだまだ遠いですが、自分のペースで細く長く新NISAとつきあっていくことになりそうです。