更年期になってから私は驚くほどに太りました。以前の記事「【40代】ショック!わずか数年で20㎏以上も激太りしていた⁉【体験談】」では20キロ以上と少しぼかして書いていたのですが、正直に言います。
本当は26キロ増でした…
一番体重があった時は実に70数キロ。そこでダイエットを決意して4キロ減ったことまではブログで書きました。
【関連記事】「【20㎏以上増量】自分が中年太りだと突き付けられた日の出来事」
しかし、そこからはたいした進展はなし。ずっと体重は横ばいのままで1キロ減らすのに半年ほどかかりました。
けれども、私は重大な二つの事実に気が付いたのです。
気づいたこと1~実はダイエットをしていなかった~
私がダイエットをし始めたのは2022年4月でした。その後の体重変化をみると3つの時期に分類されます。それを見ると、私は実はダイエットをしていなかったようなのです。
1期・ダイエットもどきを始める
1期の頃の状況は次のようなものでした。
2022年5~9月頃。
毎月1キロ減。
合計5キロの体重減。
この頃はダイエットを始めた頃なのでモチベーションが高かった時期。ただ、食事制限は面倒くさいし運動も大嫌い。次の3つだけを意識しました。
1、毎日、体重計に乗る。
2、1日に5分テレマーク姿勢をする。
3、ダイエット番組を観ながらできそうな運動を一緒にする。
本当に簡単なことばかりですよね。でも、私にとってはそれなりの努力が必要でした。
それまでは体重計に乗るのは月に数回。最初の頃は体重計に乗る習慣自体ができていないので忘れることもたびたびありました
テレマーク姿勢はスキーのジャンプで着地する時の姿勢のこと。足は前後にずらして両手は肩の高さに開いてTの字のようにするあのポーズです。
簡単そうに思えるかもしれませんが、体幹が弱い人がやるとやじろべえのように揺れてしまいピッタリと静止するのは難しいのです。それをゆらゆらしながら毎日していました。
このような能力なのでダイエット番組を観ながらの運動も簡単なものだけ。片足立ちとか足パカとかをその時に数回するレベルです。
2期・ダイエットが面倒
2期の状況は以下の通り。
2022年10月~2023年1月頃
体重が減らなくなる。
数百グラム単位で増える日が増加。
合計1キロ増。
ダイエットを始めた当初は月に1キロ減を目標にしていました。それが思い通りになったので少し調子に乗り始めてしまったのです。
私が本気を出せばこれぐらい余裕だよね
たかだか毎月1キロペースで痩せたからってなぜこれだけ調子に乗れたのか。今から考えると不思議ですが、たとえわずかな体重減でもその時はとても嬉しかったのでしょうね。
余裕が出てくると気がゆるみやすくなりがちです。私もダイエットが面倒になってきて少しぐらいサボっても大丈夫かなどと思い始めたのです。
そもそもダイエットは続けなければ効果がないので、頑張りすぎて疲れてやめてしまうと意味がない。ちょっとペースを落とした方がいいのかもしれない。
自分に都合のいい言い訳を頭に浮かべては、習慣になりかけていたテレマーク姿勢とダイエット番組を観ながらの運動をサボる日々。体重測定だけはどうにかこうにか続けている状態に。
3期・危機感を感じても何もしない
3期の状況をまとめると以下の通り。
2023年2月~8月。
体重は増えもしないがたいして減りもしない。
合計1キロ減。
体重が増加の兆しを見せ始めたのでのんびり屋の私でもさすがに焦りを感じました。ダイエットを頑張らなければ! 強く決意をしましたが、あくまでも決意だけ。実行はまったりマイペースです。
1期に行っていた3つの習慣よ再びと思ったのですが…一度だらけた気を引き締めるのは簡単ではないですよね。毎日続いているのは体重計にのることだけで、そのほかは週に数回程度。
以上が私のダイエット状況です。この記事の最初の方で「私は実はダイエットをしていなかった」と書いたように、「しようとしただけ」「したつもりになっただけ」ということがよくわかりますね。
気づいたこと2~ダイエットをしようと思うだけで体重の増加が止まる~
本気でダイエットをしている人から見ると、私の行動はお遊びのようなもの。けれども、約1年半で5キロ減ったという現実があります。
これは一体どうしてなのか? 考えてみるとダイエット期間にずっと継続をしていたことが二つありました。
体重計に乗り続ける
一つ目は毎日欠かさずに体重計に乗り続けたことです。
その際に体重もノートに記録し続けました。これは体重を数字でメモすると同時に、体重の増減がわかりやすいように折れ線グラフでも記録を残しました。
ダイエット前は体重計に乗るのは思いついた時だけ。毎日ではなかったので、自分の現在の体重をいつもわかっているわけではありませんでした。時には自分で思っていたより体重が1.5キロ多かったことも。
だから、体重を記録し続けることは現状を客観視することに役立ちました。
ダイエット中だと思い続ける
二つ目はダイエット中だと思い続けたことです。
私はカロリーを計算したり食事制限をしたりは一切していませんでした。ただ、ダイエット中だということが頭に思い浮かぶたびに無意識にそのような行動を取っていたような気がするのです。
お腹がいっぱいだけど明日に残すには量が少なすぎるからと苦しみながら頑張って食べていたところを、からあげ1個であってもラップに包んで冷蔵庫へ。
お腹が空いているわけではないのに口が寂しくておやつを取ってしまっていたところを、もう少ししたら食事の時間だからと我慢をするように。
乱れた食生活を修正することにつながったのではと思います。
もしもダイエットをしていなかったら
もし、私がダイエットをしたいと思っていなければ今頃どうなっていたのでしょうか。
更年期に入ってからの私は年に約5キロペースで増量していました。ダイエット期間は1年半であることから考えると約7.5キロ増量していたはず。
今頃80キロ超えしてたんだ…
7.5キロ増えるはずが5キロマイナスへ。その差は実に12・5キロ。
この数字を見ると、体重は思うように減らなくともダイエットの効果はあったと言えるのではないでしょうか。
ダイエットをしようと思うこと。それは自分が太ったという現実を認め、自分の生活を改めようと意識することにつながります。
体重が70キロ以上にもなってしまえば、ダイエットしようと思うだけでもそれなりの結果がでるのだと今回のダイエットでわかりました。理想の体重になるまで何年かかるのだかわかりませんが、これからも理想を追う気持ちだけは持ち続けたいものです。