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台風の時に飛んできて驚いた物の話

この記事を書いている2024年8月25日現在、日本に向かって台風が迫ってきている状況です。進路予想は刻々と変化をしていますが、いずれの進路を取るにしても警戒をしなければいけませんね。

私が住んでいる地域は、子供のころから台風の被害が少ない地域です。そのため、台風が来たところで以前はそこまで怖さを感じたことはなかったのです。

けれども、数年前に大阪に台風が直撃したことによりその感覚は変わりました。自宅の窓から外を見た時の様子、台風通過後の変わり果てた町の姿が想像以上にすさまじかったからです。

空を舞い飛ぶカーポートの屋根

私が脅威を感じた台風は、関西空港への連絡橋に船がぶつかった時のもの(たぶん2018年の台風21号)です。

それまでも台風で物が飛ばされるのを見たことはあったのですが、新聞紙・コンビニの袋・ビニール傘のビニール部分などでした。でも、あの台風の時は違ったのです。台風が通過するまで自宅の窓から外を見ていたのですが、様々なものが空を舞い飛んでいました。

その中でもっとも驚いたのは、カーポートの屋根。一戸建ての住宅にはカーポートがある場合も多いですよね。あの透明な屋根の部分が地上数メートルを飛んでいました。

それに近いのですが、バルコニーにある屋根もたくさん吹き飛ばされていましたね。洗濯物が濡れないように後付けで屋根を付けるタイプのものです。構造や素材はカーポートと同じでしょうから被害を免れることはできなかったようです。

これらの屋根の厚みはそれほどありませんが、1メートル以上もある物体が空を飛んでくるのはとても恐ろしいものですね。これが自宅の窓に飛んできて割れるかもしれない、それが自分に当たるかもしれない、そうなったら自分はどうなるのだろうなどと負の連鎖に陥りました。

丸見えになった空き家

また、台風通過後の町の様子にも驚きました。ニュースやワイドショーなどで、台風によりこんな被害が出たとの情報が流れることがありますよね。あの状況が自分の生活圏内の至るところに溢れているからです。

道路標識が曲がっていたり、看板が吹き飛ばされていたり、街路樹が根元付近からぽっきりと折れていたり…。

その中でも特に驚いたのは、台風後の初出勤時に壁がなくなっている家を数軒ほど見かけたことです。空き家に関しては仕方がないのかもしれませんが、現在も人が住んでいる家も壁がすっぽりとなくなっていました。恐らくは風で吹き飛んだのだと思われます。

まるで演劇のセットのように、道路に面した壁の大部分がなくなっている家。室内の様子が外から丸見えで何とも言えない痛ましさでした。

先人の話が身に染みる

誰しも台風に遭う可能性はあって、それは自分にも当てはまることなのだと以前から思ってはいました。けれども、それはあくまでも「思っているつもり」に過ぎなくて、実際には他人事としか感じていなかったのだとあの台風の時に実感しました。

子供の頃に、年配の方が怖かった台風の昔話などを始めることがありませんでしたか? 今は室戸台風や伊勢湾台風の時代とは違うのだ。建築技術も変わっているのだから家の中に入れば大丈夫なのになぜ大騒ぎをするのか。そのような話を聞かされるたびに、心のどこかでうんざりしていたのです。

けれども、あの時の話はこういうことなのかと今頃になって気づくことが多くありました。先人の話に耳を傾けるのは大切ですね。

  • この記事を書いた人

えいえむ(詠山依麦子)

アラフィフ非正規おひとり様/ブログは2006年から(長い休止期間を含む)/

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