私はこれまで、国民年金を2度払い忘れたことがあります。1回目は平成10年、2回目は令和3年でした。その間、約20年。払い忘れたときの役所の対応があまりにも変わっていることに驚きました。今日はそんなお話です。
国民年金を払い忘れた時・平成10年の場合
1回目の国民年金の払い忘れは、平成10年のことでした。
退職後に、次の職場で働くまで1か月ほど自宅待機になったことがありました。その期間だけ国民年金に入ることになったのです。
しかし、その時期が折あしく12月末。年度内に用事を済ませたい人で役所は混んでそうだなと思い、結局は後回しにしたまま忘れてしまったのです。
国民年金の未払いがあるとようやく気がついたのは、年金定期便の制度が始まった時でした。その記録を見るまでは、すべて払っているつもりでいたのです。
特に督促をされることもなかったので、まったく気づくことなく月日は流れていきました。それほど、当時はまだ牧歌的な時代だったのです。
国民年金を払い忘れた時・令和3年の場合
2回目の国民年金の払い忘れは、令和3年のことでした。
払い忘れたいきさつやその後の対処等は、以前に書いた「国民年金を払い忘れた!どうすればいいの?」の記事に書いてあります。詳しくは以下のリンク先をご覧ください。
私が国民年金を未払いだった期間は約3か月でした。しかし、その間に3回の督促がきたのです。
最初は払い忘れた翌月に、日本年金機構からハガキが届きました。国民年金が未払いであることと、もし払えないようなら免除や納付猶予の制度があるという連絡が書かれているものです。
その時の私は、国民年金を払いたい気持ちはあるものの、手元にある納付書は使用期限が切れていると思い込んでいました。
新しい納付書を手に入れるのにはどうしたらいいのだろう。自分で調べるのは面倒くさいなぁ。このまま置いておけば今度は年金機構から新しい納付書が送られてくるかも。
そう考えてそのまま放置してしまいました。
払い忘れた翌々月。今度は国民年金の払い忘れがあるとの電話がかかってきました。さすがに2回目の督促とあって、ついに私も重い腰を上げることになりました。しかし、面倒臭がりの性分が抑えられず、結局はそれから数週間後の振り込みとなってしまいました。
振込後も注意が必要
ようやく国民年金の問題が解決してすっきりしたと思った矢先、またしても電話がかかってきました。3回目の督促です。
間違いなく払ったはずなのに何故? しかも払ってから3日は過ぎているというのに。
どうやら督促の電話は日本年金機構から直接かかってくるのではなく、依頼された会社の方が行っているようです。依頼先に届いたデータを元に順番に電話をするので、タイミングによっては払い込み済みの人に連絡してしまうことがあるとのことでした。
思い返してみると、ハガキや電話の督促があったのは毎回月末だったような気がします。これはあくまでも推測ですが、毎月中ごろに未払いの人のデータがまとめられ、月末に督促をするようになっているのではないでしょうか?
20年近くあれば世の中はガラリと変わります。国民年金の督促も同じこと。終身雇用が減ってきた現在では国民年金を自分で振り込まなければならない人も増えてきているかと思います。自分の将来を支えることにもつながるので、払い忘れ等がないように気を付けなければいけませんね。